新潟市美術館ブログ

「東京国立近代美術館工芸館名品展―人為と天然」開幕&作品解説会開催しました!

11月3日(金・祝)、ついに「東京国立近代美術館工芸館名品展―人為と天然」
がオープンしました!

展示室には、人間国宝や巨匠たちのわざが光る作品、85点が並んでいます。
そのすべてが国内随一の質と量を誇る、東京国立近代美術館工芸館の近現代コレクションです。
技法は、陶磁、ガラス、漆芸、木工、竹工、染織、金工とさまざま。

一目見て華やかで美しい作品もあれば、これってどうやってできてるの?と
不思議に思うような作品まで、個性豊かな作品がそろっています。
工芸品の展覧会と聞くと、「工芸って、なんか地味そう」とか「敷居が高そう…」と
思われる方もいらっしゃることと思います。
しかし、今回の展示ではそんな先入観が引っくり返るような作品も多数展示しております。

また、新潟ゆかり佐々木象堂、三代宮田藍堂、三浦小平二、五代伊藤赤水
などの名品も展示しております。

明治以降、現代にいたるまでに生み出された工芸作品たちは、
自然の素材や現象によってかたちづくられています。
そこに介在する巨匠たちの巧みなわざ、さらに情熱までを感じ取っていただけるのではないでしょうか。

本日11月12日(日)には、当館の担当学芸員による作品解説会を開催いたしました。

作品の制作過程における作り手のこだわり、そして卓越した技巧について、
また「人為と天然」という展覧会タイトルにもなっている言葉に沿って、
何点かの作品を解説いたしました。
寡黙で美しいたたずまいからは想像もできないような作り手たちのエピソード。
参加された皆様は熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

作品解説会は12月17日(日)にも開催されます。
また、12月2日(土)には、東京国立近代美術館工芸館 主任研究員である北村仁美さんによる
ギャラリートークも予定しております。
皆様お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
そのほか詳しい展覧会情報については、東京国立近代美術館工芸館名品展のページをご覧ください。

皆様のお越しをお待ちしております!