館長ノート

「アンパンマン展」、人気です。

「アンパンマンとやなせたかし展」もオープン以来早いもので1か月が経ちました。ご来場いただいたお客様も11月末には2万人を数え、お蔭さまで好評をいただいています。いつもの美術館とはちょっと変わって、就学前の小さいお子さんも多く、にぎやかな歓声が館内にこだましています。

新潟市美術館としては2013年の「サザエさん」展以来、久々のマンガ、アニメ系の展覧会。「サザエさん」展は当館の完全オリジナル企画で高い評価をいただきましたが、今回もやなせたかしさんの故郷高知の「高知やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」で当館の担当学芸員が何日もかけて作品調査を行うなど、随所にこだわりが詰まった展覧会になりました。アンパンマンの充実ぶりはいうまでもありませんが、イラストレーターとしてのやなせさんのメルヘン豊かな作品も見逃せません。

アンパンマンが実際に登場する握手&撮影会など関連イベントも大人気。一方で、整理券配布の際、長時間並んでいただくことになったり、美術館の駐車スペースが不十分など、せっかくご来館のみなさまにご不便をおかけすることがあり、心苦しい限りです。この場をお借りし、心よりお詫び申し上げます。

今後、12月10日、11日、1月2日、3日には、美術館と教育相談センターの駐車場に加えて、法務局さんの駐車場が利用可能になります。また、「新潟市西堀地下駐車場」をご利用の方にはエントランス受付で60分無料駐車券をお渡ししています。少し歩いていただくことになりますが、こちらも是非ご利用ください。

また、12月25日で終了になりますが、「コレクション展Ⅱ 美術のモト-てん・せん・めん」は抽象的なかたちが心にじかに響いてくるような、とても静かで質の高い展示で、ひそかな評判になっているとか。是非覗いてみてください。