館長ノート

「徳川名宝展」はリピーター割引で!!

今年の夏はひときわ暑さが厳しいようです。8月も後半になり,夕方には多少涼風が感じられますが、日中の暑さにはさすがに参ります。その暑さにもかかわらず、「徳川名宝展」には大勢のお客様においで頂いています。

この展覧会徳川家康没後400年記念と謳っていますが、放映中のNHK大河ドラマ「真田丸」でも、家康公はどちらかというとかたき役。しかし、より長い目でみれば、徳川泰平の世が安定した豊かな社会をもたらしたということはまぎれもない事実です。この展覧会でも、家康公の遺品に始まり、二条城の勇壮な障壁画「松鷹図」、大名物(おおめいぶつ)と呼ばれる茶器の名品、徳川の女性たち愛用の豪奢な蒔絵櫛箱や優美な打掛、さらには最近若い女性にも人気の刀剣まで、老若男女、美術ファン、歴史ファンを問わずお楽しみいただけます。国宝2件、重要文化財17件を含む、総数約100が並ぶ自信の内容です。

この展覧会は9月25日まで開催いたしますが、でもそんなに安心してはいられません。実は、国宝、重文等の貴重な作品には、作品保護の観点から、一定の日数以上は展示できないという制約があります。そのため、この展覧会では3回の展示替えを行い、その都度若干の内容の変更が生じます。(既に8月21日に展示替えを行いましたので、あとは8月29日と9月12日の2回になります。)たとえば、重文の「松鷹図」は今月28日まで展示、休館日をはさんで30日からは、二条城の別の重文作品「桜花雉子図」に入れ替わります。是非、お見逃しなく。

展示替えのたびに観たいという、熱心なお客様のためには便利なリピーター割引があります。最初にお使いになった観覧券の半券を、またおいで頂きたときにエントランス受付でご提示いただけましたら、団体料金でご覧いただけるというサービスです。どうぞ、お気軽に美術館スタッフにお声かけください。

徳川名宝展 会場