新潟市美術館ブログ

絵本原画展&コレクション展Ⅰ、好評開催中です。

GWも終わり、夏の訪れを感じるような蒸し暑い日が続く今日この頃。
新潟市美術館では、「宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界  2022」を開催しています。

本展は、宮城県美術館が所蔵する絵本原画コレクションより、月刊絵本「こどものとも」の絵本を中心とする約50タイトルの原画を紹介するものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに大盛況の本展。「ぐりとぐら」や「はじめてのおつかい」など、多くの人にとってなじみのある絵本の原画が見られる!ということで、連日幅広い年代の方々がご来館されています。見どころはやはり原画だからこそ味わえる色使いや筆致です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ずらりと並んだ原画をみていくと、作家たちによる表現の多彩さに目を奪われます。写実的に描かれたものから、コミカルにデフォルメされたものまで様々です。好きなお話はもちろん、お気に入りの画風を探してみるのも楽しいかもしれません。

原画の中には、鉛筆のメモ書きやコラージュの跡など、出版された絵本ではみられない、制作時の試行錯誤の様子がうかがえるものも…。絵本と見比べてみたくなりますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、新潟ゆかりの洋画家・三芳悌吉の特集コーナーは新潟会場のみの展示です。こちらもお見逃しなく。

そして常設展示室では、「コレクション展Ⅰ Colors!/えほんのひとびと」を開催しています。「えほんのひとびと」のコーナーでは、当館で所蔵のある「こどものとも」出品作家(元永定正、田島征三ら)の作品と「こどものとも」の絵本をご紹介。実は当館にも「こどものとも」の原画ならぬ“写真作品”が収蔵されています。今回はその全点をご覧いただけるほか、佐藤忠良の彫刻作品や三芳悌吉の油彩画など、絵本原画展で取り上げられている作家の“絵本以外の作品”も展示中です。ぜひ企画展と合わせてご鑑賞ください。(もう一つのコーナー「Colors!」を含めたコレクション展Ⅰのブログ記事は6月に更新予定です。お楽しみに!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界 2022」は5月22日(日)まで。
「コレクション展ⅠColors!/えほんのひとびと」は7月10日(日)まで開催ですが、パウル・クレーの《プルンのモザイク》、寺島紫明の《婦人像》は、絵本原画展と同じく5月22日までの展示となります。

皆さまのご来館お待ちしております。