新潟市美術館ブログ

LOVE&LIFE展、好評開催中!

寒さの続く日々から一変し、暖かく過ごしやすい季節がやってまいりました。
西大畑公園の桜はいつ開花するのだろうか…と待ち遠しい今日この頃。
新潟市美術館では、「LOVE&LIFE コレクションより愛をこめて」を開催しています!

 

 

 

 

 

この展覧会では、「LOVE」と「LIFE」から連想される16のキーワード―「家族」や「こども」、「つながり」や「労働」、「食べる」など―にちなんで、当館と新潟市新津美術館のコレクション約200点を紹介しています。

 

 

 

 

 

同じキーワードに並ぶ作品であっても、表現は作家によって様々です。
例えば、「母と子」で展示されているウジェーヌ・カリエールの《母と子》と佐藤哲三の《苦悩》。この2点はいずれも母親が子を抱いている姿を描いていますが、母親の表情にご注目ください。前者は穏やかな笑みを浮かべていますが、後者は今にも泣き出しそうな切ない顔をしています。「母と子」という関係にも、色々なかたちがあることを考えさせられますね。


 

 

 

 

 

作家が選んだ「場面」もみどころの一つです。爪を切る姿や背を拭く姿をありのままに表現した藤井浩佑の彫刻作品や、休日の親子の姿が思い出される仲川猛の《いこい》などのありふれた「日常」を切り取った作品からは、普段見過ごしてしまいがちな「当たり前の光景」の美しさや尊さが感じられます。
作家たちの多様な「LOVE」や「LIFE」を表した作品の数々。その背景にある作家の生き様に想いを馳せてみたり、自分自身の人生や愛について改めて問うてみたり…。思い思いに味わっていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

常設展示室では、LOVE&LIFE展の一部として特集展示「Long Life Artist」を開催中です。
パブロ・ピカソや篠田桃紅をはじめ、生涯を通じて芸術と向き合ってきた作家の作品が並びます。当館所蔵のピカソ作品4点からは、ピカソの画風の変化がうかがえますね。ほかにも関屋俊彦や西村満など新潟ゆかりの作家の作品も展示しています。こちらも合わせてお楽しみください。

 

 

 

 

 

本展は、3月27日(日)までの開催です。
当館や新潟市新津美術館のコレクションが一度に見られるこの機会、お見逃しなく!

 

またラウンジNでは、ご来館された皆さまに「LOVE」や「LIFE」という言葉から思い浮かべる人やものを♡型のフセンに書いていただくきままプログラムも実施しています!
ぜひお気軽に参加してみてくださいね。

 

 

 

 

 

皆さまのご来館、お待ちしております。
展覧会の詳細はコチラ