新潟市美術館ブログ

お庭で素敵なクラピアが咲いています!

突然ですが皆さま、美術館のお庭に出てみたことはありますか?

 

好評開催中の北大路魯山人展にいらしていただいた際には、
エントランスから展示室に向かう途中、スロープの中腹にあるドアから
ぜひお庭に出てみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

海の庭から山の庭に向かう途中、渡邊利馗さんの彫刻《旱(ヒデリ)》のある丘に、
かわいらしいクラピアが満開です。

 

この丘一面に広がるクラピア、館職員の並々ならぬ努力の結晶でもあるのです…

 

彫刻がただの土の中にたたずむ、少しさびしい状態だったところを、
まずは業者の方に入ってもらって土づくりから。
そこに市民の皆様に親しまれるお庭になるように願いを込めてクラピアの苗を植えました。


 

 

 

 

 

 

 

…しかし!クラピアは思いもよらない悲劇に見舞われます。
ぽこぽこ抜ける苗が面白かったのでしょうか、
庭にやってくるカラスによってすべての苗が掘り返されてしまったのです。

ですが、ここであきらめる新潟市美術館職員ではありません!!


 

 

 

 

 

 

 

まさか、カラスにもてあそばれるなんて…そんな悲しい気持ちを奮い立たせ、丁寧に一つひとつ苗を植え戻します。

 

それから2年後の今日、写真のような美しい花を咲かせました。
展覧会だけではなく、気候の良いこの時期は、ぜひお庭に出て自然と彫刻をお楽しみください!