新潟市美術館ブログ

コレクション展Ⅰギャラリートークを開催しました!

コレクション展Ⅰ「明日の新潟」ギャラリートークを開催いたしました。

当館の新旧コレクションの中から、県内出身作家の作品を中心にご紹介している本展を、
「海」をテーマにお客様と作品を巡りながら解説しました。

新潟の海、日本海ならではの歴史や風土をテーマにした作品から、
海を渡って制作活動をする若手作家、海や自然がもたらした豊かな水田を思わせる作品など、
約12作品について作品解説を行いました。

 

最初の小展示室の阪田清子さんの作品から、解説はスタートしました。
映像作品《対岸について》では、金時鐘さんの詩から着想を得た作品です。
新潟の対岸である朝鮮半島との間の隔たりや複雑な歴史の状況が、映像の悲しげなイメージと結びつきます。
皆様も、少し暗く悲しい雰囲気を感じていらっしゃったかも…?

 

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暗く激しいイメージが強い新潟の海ですが、
大岩オスカールさんによる《5つの舟》は明るい色使いで、過去から現在までの新潟を表現しています。

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参加者の皆様からも絵の中の建物の名前があがり、
新潟の様々なものがモチーフになった作品を興味深そうにご覧になっていました。

 

その他抽象作品や、新収蔵品である冨井大裕さんの作品についても解説が行われました。
今までの概念からは想像できないような素材を使った作品に、新鮮な印象を持ち、皆様微笑まれながら鑑賞されていました。

 

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今回参加された皆様、ありがとうございました。

次回のギャラリートークは7月22日(土)。

担当者も変わり、違った視点での作品解説をお楽しみいただけるかと思います。
ぜひご参加ください!