新潟市美術館ブログ

コレクション展Ⅱ 美術のモト―てん・せん・めん 開幕しました

初花見参でいよいよ盛り上がる徳川名宝展。コレクション展もお色直しをしてお披露目です。

江戸の精華を集めた企画展示室とは対照的に、点・線・面といった単純な要素から美術を眺めてみようという展覧会。当館の誇る20世紀美術のコレクションが並びます。

美術史の知識がなくても、絵画という平面に挑んだアーティストたちの冒険に、思わずハッとさせられるはず。

今回、当館の所蔵品に加え、特別出品として、新潟で活躍する若手作家さんにもご参加いただきました。

田口さんの写真

田口さんただいま音声調整中

 

電子音楽家の田口雅之さんは、大学を卒業された2005年から新潟内外で作曲、コンサート活動はもちろんのこと、パフォーマンスの舞台にも楽曲提供をするなど多方面に活動しています。
今回ご出品いただいたのは、昨年新潟市民映画館シネ・ウインドで行った、音響映像作品の上映会「Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク」で発表したものの一つ。コンピューター上の仮想空間に、ドットでできた立体が音に合わせて変容を繰り返します。
開幕前日の昨日は、田口さんご本人も現場をチェック。作品の移り具合を念入りに確かめていらっしゃいました。

 

江戸時代から一気に現代へ。そんなタイムトラベルも、美術館で体験していただきたいと思います。

コレクション展Ⅱ 美術のモト―てん・せん・めん