新潟市美術館ブログ

ルドン展 お客様の声②

オディロン・ルドン展も会期終盤、残りあと2週間となりました。

お客様からいただいた多くの感想の中から一部をご紹介します。

 

◆「黒の世界から色彩の世界へ、変化がとても心にうってきました。実物は、やっぱりすごいです!」(50代、女性)

 

◆「私は第2部に飾られていた作品が特に好きになりました。一番見たかった《エドガー・ポーに 1.眼は奇妙な気球のように無限に向かう》が見られてとてもうれしかったし、他にも奇妙な怪物たちの作品があったので、見ていてファンタジー小説を読んでいるような気持ちになりました。第3部では、第2部と全然違う雰囲気とカラフルな色彩の作品ばかりで、同じ人が描いたとは思えない絵ばかりだったのでおどろきました。ルドンの油彩では青色がとてもきれいだと思いました。」(20代、女性)

 

◆「夢のような色彩の画家というイメージが強かったが、影=黒の部分によって支えられていることを理解しました。よって、‘絵’に対し、圧倒的な奥行き、イメージがさらに広がりました。」(50代、女性)

 

◆「黒の世界から色彩の世界へ。その変遷はとても自然である。あらためてルドンの黒を鑑賞すると、黒もまた世界を照らす色であるということに気づかされる。ルドンは、人間を、その根源を、決してきれいではないけれど肯定したかったのだと思う。」(40代、女性)

 

◆「すごくきれいだった。えんぴつでかけなそうなえがあって、すごかった。くろいいろがこわかった。赤や青やくろがあっておもしろかった。」(7歳、男性)

 

ルドン展は、ご家族でのご来場も多く見られます。親子で不思議な怪物たちや生き物を探しながら見ていくのも、楽しく鑑賞する手段のひとつです。

 

展覧会は、12月23日までの開催です。まだご覧になっていないという方は、どうぞお見逃しなく!