新潟市美術館ブログ

音楽と美術のコラボレーション

12月7日(土)、開催中の「ルドン展」を記念し「トーク&コンサート」を開催しました。

会場は、ルドン展ではなく「コレクション展Ⅲ」を開催中の常設展示室。閉館後の時間にもかかわらず、多くの方からご参加いただきました。

出演は、ピアニストで桐朋学園大学講師の鶴園紫磯子さん。

鶴園さんは、「絵画と音楽の融合」、「フランス音楽の芸術的背景」といったテーマで研究、講演活動をされていらっしゃいます。

今回は、『ルドンの夢をたどって~画家が愛した音楽』というテーマでお話と演奏をしていただきました。

 

コンサートのはじめに、現在「ルドン展」で展示されているルドンの実兄エルネストが作曲した2つのポルカを演奏されました。ルドンの作品とは異なり、軽快な印象の曲でした。

演奏とお話を交えてのコンサートということで、中央のスクリーンには、ルドンの作品や音楽家の美術コレクションなどが投影されました。文字どおり、音楽と美術の興味深い関係が浮き彫りにされていきます。

ルドンと交遊のあったショーソンやドビュッッシーの曲が、静かに展示室に響きました。

ドビュッシーの「月の光」は有名な曲ですが、展示室の作品とあいまって、またとない夢のような空間を感じさせる、素敵なひとときでした。

 

今回のコンサートでは、「音楽が好き」という人も「美術が好き」という人も、そして「どちらも好き!」という人も、皆さん新しい発見があったのではないでしょうか。

 

ルドンの色彩は、ときに「音楽的」と称されます。音楽を愛する家庭の育ち、自らもピアノやヴァイオリンを演奏したというルドン。そんなルドンに思いをはせながら鑑賞していただきますと、新鮮な目でご覧いただけるかもしれません。

 ルドン展は12月23日までの開催です。どうぞお見逃しなく。