オープンギャラリーで江南小学校の皆さんが来館!
2013.12.06
11月21日、オープンギャラリーで江南小学校4年生の皆さんが来館しました。
テーマは「お気に入りの作品を見つけよう!」
題材は、開催中のルドン展。
まずは先生の先導で展覧会を見ていきます。
「美術館は初めて」という子どもたちが約半数いました。
普段慣れている学校とは違う空間での授業に最初は少し緊張している様子。
「ルドンには兄弟がいました。兄はピアニスト、弟は建築家です。」
先生の話に真剣に耳を傾ける子どもたち。
展覧会をぐるっと見た後、最後の部屋ではそれぞれ個人で鑑賞。
ワークシートに気に入った作品のタイトルと面白いと思ったことをメモしながら自由に見ていきます。
友達と感想を言い合いながら、あるいは一人で黙々と。
お気に入りが早く見つかった人も、こだわってなかなか決まらない人もいました。
「自分がいいと思った作品は、人と違ってあたりまえ。むしろ人と違っていいんだ。」
先生の言葉は、鑑賞教育の意味を端的に表わしていました。
国語や算数と違い、図工や美術の答えは全員が同じにはなりません。自分が感じたこと、友達が考えたことをお互いに認め合うことの大切さを体験できるのも美術鑑賞の醍醐味です。
美術―それも「本物」が展示されている美術館でしか学べないことがたくさんあります。
オープンギャラリーでは、こうした貴重な体験をぜひ子どもたちにしていただきたいと考えております。