新潟市美術館ブログ

本年度、最後の「出前美術館」に行ってきました!

講師の菅井甚右エ門・哲先生と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月26日は、出前美術館を行うため、新潟市立濁川小学校のみなさんのところへ行ってきました。講師は、書人の菅井甚右エ門・哲先生です。

 内容は、講師の説明を聞きながら作品鑑賞をし、講師による書のパフォーマンスを観た後、児童が色画用紙を用いて、色絵具で好きな干支の文字をかくというプログラムです。

 6年生ということもあり、「母」という字を例に挙げながら、文字の成り立ちについてのお話をされてから、パフォーマンスの時間となりました。

「母という字をかいてごらん」と講師の菅井先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回、白い和紙に、墨で、「龍」の文字。その後、黒い紙に、ピンクや緑、黄色の絵具で、

今年の干支「巳」の文字をかくのですが、この日は、さらに、余白部分に、「羊」の文字を

かいてくださいました。児童たちは固唾をのんで勢いよく走る筆の様子をみていました。

 

余白部分に、「羊」の文字をかく様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

児童たちが、「好きな干支の文字をかく」時間では、スポンジや歯ブラシを使って文字をかくだけでなく、講師がパフォーマンス時に、手の指を使ってかいていたことを覚えていて、手の指でかく児童も多くいました。

 片付けの時間、水洗い場で、「あの先生、おもしろいね」「いい先生だね」「面白かったね」と友だちどうしで話す姿がみられました。

 今年度は、これで全ての「出前美術館」は終了しました。

 一連の体験を通じて、美術の楽しさや面白さに気づくきっかけにしていただけたら、うれしいです。そして、美術に興味をもってくれた児童たちが、本物の作品がたくさんある美術館に足を運んでくれると、もっとうれしいです。そんな思いで、毎回、新潟市内の小・中・高等学校のみなさんのところへ「出前美術館」に行っています。

 講師の櫛谷一代先生、小飯塚眞理子先生、信田俊郎先生、菅井甚右エ門・哲先生、お疲れ様でした!ありがとうございました!!