コレクション展II「ニッポン・画はどこにある?」
2013.07.10
9月23日(月・祝)まで、コレクション展II「ニッポン・画はどこにある?」を開催しています。
新潟市美術館のコレクション約3,300点のうち、今回は58点をご覧に入れています。
いわゆる日本画の展覧会ではありません。
「日本画っぽい油彩画」や、「日本画っぽくない日本画」も並べています。
正に「日本画はどこにある?」という感じになっているかもしれません。
「日本画っぽさ」のものさしにしたのは、アーネスト・フェノロサのことば。
- 日本画は、簡潔である。
- 日本画は、物を線でかたどる。
- 日本画は、陰影と色彩にとぼしい。
- 日本画は、写実的でない。
日本画と、日本画でない作品との区別が、ちょっとあいまいに見えるような空間を作ってみたいと思いました。
「日本画っぽさ」が、とても大きな広がりを持っていることをお伝えできればと願っています。
7月27日(土)から開催の「山口晃展」では、日本絵画の面白さや不思議さに、正面から取り組んだ作品も紹介されます。
企画展とあわせて、ぜひコレクション展もご観覧ください。