新潟市美術館ブログ

本年度初の出前美術館!

6日6日は新潟市立白南中学校へ「出前美術館」にうかがいました。

今回の講師は、今年度から登場の画家・信田(しだ)俊郎(としろう)先生。

テーマはずばり「抽象絵画の魅力」!

中学生向けに授業するのははじめてという信田先生と、これまたプロの画家さんに出会うのははじめての中学3年生たち。お互いに少しドキドキしつつも興味津津な雰囲気で授業がスタート。

前半は、信田先生自身がこれまで刺激を受けてきたいろいろなタイプの抽象的な絵画作品を、画像を交えて紹介がありました。

後半、制作の時間には、「絵を描くとき、ついつい何を描くのかって悩んでしまうけど、今日は試しに、描く紙のかたちをヒントにして絵の中身を考えてみよう」と信田先生から提案がありました。

黒板の前の信田先生

 

 

 

 

 

 

普段、絵は四角い紙に描くのが当たり前になっている生徒たちは、はじめは少々戸惑いつつも、手順に沿って手を動かしていくうちに、だんだんとコツをつかんだ様子でした。近くの席の友達と見せ合いっこしたり、信田先生から「紙を重ねるときは、どれだけはみださせるか工夫してみよう」「色や線のリズムを意識してみよう」「色の強弱を意識してみよう」などなど、アドバイスをもらったりしながら、真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。

「色鉛筆2本でかいてみよう」と生徒に指導する信田先生夢中に色鉛筆を動かす様子

 

 

 

 

 

 

仕上がった作品も、紙の形のおもしろさを強調したもの、繊細な色遣いのもの、などさまざま。信田先生もその出来栄えに驚きながら、「これは黒い台紙に乗せて飾ったら映えるね~」と笑顔をこぼしておられました。

生徒にとっても、信田先生にとっても、刺激的な時間となったようです。

 出来上がった作品たちできあがった作品1出来上がった作品2出来上がった作品3