館長ノート

一足お先にプレス公開

リニューアル・オープンを間近にひかえた去る7月1日(水)、県内の新聞、テレビ、雑誌など、メディア関係者向けにプレス発表会を行いました。改修工事で 美術館はいったいどんな風に変わったのか、30周年記念事業としてどんなプログラムを用意しているのか、一足先にお知らせするとともに、なにも展示してい ない新装なった空間を体験していただくという試みです。
梅雨空の合間をぬって、メディア関係者に一般公募の市民のみなさん20名も交え、大勢の方々においで頂きました。総勢60名ほど、予想以上の参加で、事前に作成したプレス資料のセットもなくなってしまうほど。
壁 や床の色が一変して明るくなった講堂での、改修工事の詳細や今後の美術館事業の説明に続いて、学芸員の先導で館内ツアーに出発。来館者が気楽に飲食し、お しゃべりできる「ラウンジN」、自由に美術書が読める「本のラウンジ」といったくつろぎの空間、建築家前川國男の顕彰コーナー、LED照明を導入した常設展示室な どを巡りました。服部一成さんデザインの、白いフレームに読みやすい文字の新しいサイン表示も好評のようでした。市民の方々も新鮮な印象を受けたようで、 美術館への期待を口々に語っておられました。
テレビ各社や新聞各社の報道も、とても好意的なものでした。館員一同、美術館に対する期待を実感しつつ、手ごたえを感じています。リニューアル・オープンまで10日余り。最後のひと頑張りです。

7.1press