もしも猫展
- 会期
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2024年04月13日(土)から
2024年06月02日(日)まで会期中、一部作品の場面替えがあります。
- 休館日
月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、5/7(火)
- 時間
9:30~18:00
(観覧券の販売は閉館30分前まで)
- 会場
新潟市美術館 企画展示室
- 観覧料
前売券
一般:1,200円
オリジナルポストカード付前売券:1,300円(セブン-イレブン限定、セブンコード103-954)〔販売期間〕2024年2月22日(木)~4月12日(金)
〔前売券販売場所〕
・セブン-イレブン(セブンチケット、セブンコード103-953)
・ローソン(Lコード:35682)
・インフォメーションセンターえん(メディアシップ1F)
・万代シティビルボードプレイス(2階サービスデスク) ※
・新潟大学生活協同組合
・新潟県立万代島美術館ミュージアムショップ ※
・新潟市美術館 ※
・新潟市新津美術館 ※※は現金のみの取扱いとなります。
当日券
一般1,400円(1,200円)、大・高校生1,000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は、前売、20名以上の団体、リピーター割引料金
※チラシ記載の割引券持参の方は100円引き
※当日券は現金のみの取扱いとなります。
展覧会概要
「もしも、うちの猫が人のように話したら?」そんな想像をしたことはありませんか?
天保12年(1841)頃、無類の愛猫家としても知られる浮世絵師の歌川国芳(うたがわ くによし、1797~1861)は、猫を人のように描いたり、役者を猫の顔に見立てた作品を次々と発表していきます。
本展では、国芳の猫を題材とした作品を中心に、江戸時代から明治時代の擬人化表現の魅力を探ります。愛らしく、アイデアあふれる擬人化の世界をお楽しみください。
展覧会公式WEBサイト(外部リンク)
展覧会公式SNSはこちらから
展覧会のみどころ
人のような猫がたくさん!
猫を主役とした浮世絵を中心に、136件の作品を通して江戸時代から明治時代にかけての擬人化表現の世界を紹介します。
歌川国芳のアイデアを楽しむ。
家には常に五、六匹の猫を飼っていたとも伝えられるほど大の猫好きだった歌川国芳は、豊富なアイデアを駆使し、擬人化した猫の作品を次々と生み出しました。そんな国芳のユニークな発想は、後世にも影響を与えました。
楽しい仕掛けもご用意!
作品を見てくらべることで理解を深める「くらべるクイズ」や、「おもちゃ絵」*の体験コーナーなど、展覧会を楽しむ仕掛けをご用意しています。美術好きのみなさんはもちろん、愛猫家、子どもから大人まで幅広い方々にお楽しみいただけます。
*おもちゃ絵:主に子どもを対象にした浮世絵の一種。おもちゃとして遊んだり、絵本として鑑賞したりするために描かれた。
展覧会構成
序章 猫を描く人
もしも猫が人であったなら。人が猫であったなら。多くの人が抱く夢想ですが、突き詰めた絵師といえば、この人をおいて他にいないでしょう。根っからの猫好きで知られる浮世絵師の歌川国芳を紹介します。
第1章 くらべてみる
擬人化作品はパロディの一種ともいえ、人々が共有するイメージ、つまり当時の人ならば誰でも知っているような特質や伝承、あるいは世間を騒がせた話題を元として制作されることがあります。展覧会の幕開けとして、擬人化して描いた作品と元となったイメージを具体的に見比べてみることで、擬人化表現の魅力を再発見していきます。
第2章 擬人化の効能
擬人化世界の入り口としてまず、人ならぬものが主役の異類物(いるいもの)を、つづいて昔ばなしや戯画、風刺画など、江戸時代から明治時代にかけての擬人化作品を紹介していきます。
第3章 おこまものがたり
天保13年(1842)、山東京山と歌川国芳によって、猫のおこまの一代記をあらわした合巻(長編小説)『朧月猫の草紙』が刊行され、人気をよびました。異類の婚礼儀礼をつづった「嫁入物(よめいりもの)」の流れのなかに同書を位置づけながら、「おこまものがたり」の継承と広がりを明らかにしていきます。
第4章 人、猫になる
天保12年(1841)、歌川国芳による団扇絵(うちわえ)「猫の百面相」が流行します。猫を人のように描くのではなく、実在する人間の歌舞伎役者を猫に見立てて描くという趣向は、これまでにない新機軸でした。こちらは「もしも、あの有名人が猫になったら?」というアイデアが起点になったものといえるでしょう。
【特集】 おしゃべりな顔、百面相
『朧月猫の草紙』や「猫の百面相」を発表する少し前から、国芳は「百面相」なる絵を手掛けるようになります。表情だけでその人がどのような状況に置かれているのかを滑稽に表したものです。「猫の百面相」との関係を探りつつ、国芳の「百面相」を見ていきます。
第5章 国芳のまなざし
いかに対象を観察し、描くか。そしてアイデアをどのように膨らませ、形にしていくか。「百面相」で培われた画才は、そのまま猫の戯画にも結実しています。国芳の観察力や的確な表現力とともに、次から次へとあふれでるユーモラスなアイデアをお楽しみください。
終章 もしも…
最後にもういちど、歌川国芳が擬人化猫作品を集中的に描きはじめた頃の作例をご覧いただきます。
浮世絵師、歌川国芳の溢れる才と魅力を存分にご堪能ください。
本展では全点写真撮影が可能です
・フラッシュの使用や動画の撮影はお断りしております。
・三脚、自撮り棒の使用はご遠慮ください。
・撮影時にはシャッター音等、周りのお客様へのご配慮をお願いいたします。
講演会「国芳、猫を描く」
※終了しました。
講 師 津田卓子氏(本展企画者、名古屋市博物館学芸員)
日 時 5月19日(日)14:00~15:30(13:30)開場
場 所 新潟市美術館 2階講堂
定 員 80名、 申込必要なし、参加無料
担当学芸員によるギャラリートーク
日 時 4月28日(日)※終了しました
5月26日(日)TeNY松本亜美アナウンサーも登場!(5/21更新)
両日14:00~(約30分)
※当日の企画展観覧券が必要です
うちの猫、にゃんげん(人間)自慢!
みなさまのおうちの愛猫(写真)を展覧会にご招待!
会期中、展示室近くのモニターでご自慢の愛猫写真を紹介します。
展覧会公式WEBサイトから、人間っぽい猫の写真と一言セリフをお送りください!
※猫写真の募集は終了しました。
【主催】 新潟市美術館、TeNYテレビ新潟
【協力】 名古屋市博物館
【後援】 読売新聞新潟支局