北大路魯山人 ―美・食の巨人― 世田谷美術館所蔵 塩田コレクション

この展覧会は終了しました 企画展
会期

2017年06月03日(土)から
2017年07月23日(日)まで

休館日

月曜休館(※ただし、7月17日(月・祝)は開館)

時間

午前9時30分~午後6時(観覧券の販売は午後5時30分まで)

会場

新潟市美術館 企画展示室

観覧料

一般1000(800)円、大学生・高校生800(600)円、中学生以下無料

※( )内は前売・団体(20名以上)料金。前売の販売は一般のみ

※ リピーター割引(本展半券のご提示により、2回目のご来場時は団体料金でご覧いただけます。)

※ 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料(受付でご提示ください)

前売券販売所〔販売期間:6月2日(金)まで〕新潟市美術館、新潟県立近代美術館、新潟県立万代島美術館、hickory03travelers、シネ・ウインド、DeKKY401、新潟伊勢丹、文信堂CoCoLo万代、セブン−イレブン(セブンチケット)、インフォメーションセンターえん *NIC新潟日報販売店でもお取り寄せできます。


展覧会概要

新潟市政令指定都市移行10周年記念
BSN新潟放送創立65周年記念

北大路魯山人(1883-1959/本名:房次郎)は、京都に生まれ、15歳頃から書・篆刻で才能を発揮、書家を志して次第に名を知られるようになりました。朝鮮・中国への旅や、素封家たちとの交流を通して、美意識をみがいた魯山人は、美術骨董の店「大雅堂美術店」を経営し、1921 年38歳の時、その階上に会員制食堂「美食倶楽部」を開きます。「美食倶楽部」はやがて高級料亭「星岡茶寮」へと発展しました。自作の器で客に料理を供したいと考えた魯山人が、本格的な作陶活動に入るのは40歳を過ぎてからのことです。書の研鑽で培った筆さばきによる自在な絵付け、古陶磁の研究をもとにした織部焼や志野焼の新たな創造など、独自のセンスが光る陶芸作品の数々が世に送り出されました。美と食とを一体のものとして貪欲に追い求めたその姿勢は、後年のグルメブームを先駆け、和食文化の発展にも大きく寄与するものであったといえます。

本展は、新潟において北大路魯山人の芸術を本格的に紹介する初めての機会であり、世田谷美術館の全面的な協力を得て、利根ボーリング創業者・故塩田岩治氏の旧蔵コレクションにより展示構成するものです。特に食文化創造都市を推進する新潟市には、多くの示唆を与えてくれる機会ともなることでしょう。魯山人と新潟との深い所縁を伝える展示コーナーも特設します。

 

魯山人展_チラシ

魯山人展_プレスリリース


関連事業

・講演会「北大路魯山人──人と作品」

講師:清水真砂氏(世田谷美術館学芸員)

日時:6月17日(土) 午後2時〜(開場13:30、90分程度)

会場:新潟市美術館 講堂

聴講無料・定員100名(事前申込不要・先着順)

・みどころ解説(当館学芸員のショートレクチャー)

日時:6月10日(土)、24日(土)、7月1日(土)、8日(土)

各日14時~(開場13:30、約30分)

会場:新潟市美術館 講堂

聴講無料・定員100名(事前申込不要・先着順)