新潟市美術館ブログ

青山小学校の3年生がオープンギャラリーで来館しました!

8月30日に、今年度第2回目の「オープンギャラリー」を実施しました。

今回は新潟市立青山小学校の3年生2クラスが来館し、先生や学芸員の案内でグループごとに靉嘔展を鑑賞しました。クラスが大勢の場合、少人数に分かれることで作品をより間近で見ることができ、一人ひとりが感想を話しやすくなります。

靉嘔さんの作品の特徴の一つは、普段見慣れているものを作品に取り入れるというものです。子どもたちにとっても身近な新幹線が描かれていたり、実物のサッカーボールが吊るされていたり、おままごとのおもちゃが貼りつけられたりしていますが、これらは皆虹色の中に取り込まれています。「これはなんだろう?」、「何色が使われているかな?」といった簡単な問いかけから始め、【見る】、【観察する】、【想像する】という3つの視点から作品をじっくり見ていきました。最終的に、「作品に使われたアイテム一つ一つが、靉嘔さんにとって思い出の品」だということを伝えると、子どもたちの見方も少し変わった様子でした。

限られた時間の中で見ることができなかった作品も沢山ありましたので、また後日ご家族やお友達とゆっくり鑑賞していただければと思います。