新潟市美術館ブログ

講演会「長井亮之を語る」を開催しました

本日は晴天の中、「新潟ゆかりの作家たち展」の関連イベントを開催しました。3作家それぞれについて、ゆかりの深い方々からお話しいただく講演会は、本日が3回目となります。 

今回は、晩年の長井亮之とお付き合いのあった日本画家の櫛谷一代氏にお話しいただきました。

 

 

 

 

 

今回の講演会は、当館学芸員との対談形式です。 

生前の長井亮之の人となりや制作に対する姿勢など、普段なかなか聞けない内容もありました。日本美術院における研究会員、院友、特待、招待、同人などの現状についてもお話しいただき、生涯に39回も院展に入選して特待となった長井亮之の並々ならぬ努力と研鑚、そして継続することの大変さを実感しました。

 

 

 

 

 

「言葉は少なくとも、あたたかい人でした。」

長井亮之を思い出しながら言葉を選んで話す櫛谷氏の表情は明るく、長井の人柄が伝わってくるようです。

「元気で絵を描けたのは、長井先生の人柄を慕った周りの人の支えがあったからこそ。」という言葉も、心に残りました。

 

 

 

 

 

展覧会「新潟ゆかりの作家たち展―長井亮之・富川潤一・江川蒼竹―」は、4月14日(日)までの開催となっております。当館学芸員による作品観賞会(3月31日、4月7日、4月14日)もございますので、ぜひご参加ください。