新潟市美術館ブログ

猪爪彦一先生による出前美術館 本物をみる、本物に出会う

結小学校で、猪爪先生による作品鑑賞と講演会を行ってきました。

 今年度の猪爪先生の出前美術館は、高校と小学校のあわせて3校でした。猪爪先生は、毎回、学校からのリクエストや会場の大きさに沿って、絵画作品や版画作品などを選び、アトリエから作品を持ってきてくださいます。

 今回は、事前学習をした後で、「本物をみる」ことを行いたいという学校側からの希望で、当日は事前学習を行った「風の舟」「緑の空」を含む8点の油彩作品、版画作品を持ってきてくださいました。子どもたちからは「本物の方が赤色がきれい」という声があがりました。

 講演会では、事前に集めた子どもたちの質問から話を展開していきます。

「赤を使っているのはなぜですか。」「なぜ卵をかくのですか。」といった作品を鑑賞しての質問から「ユニークな絵をかくコツは何ですか。」「絵はすきですか。」という美術に関する質問までさまざまな質問がありました。

 本物の体験は、美術館にたくさんあります。出前美術館が美術館を知るきっかけとなり、美術館へ足を運んでもらう一助となればうれしいです。