コレクション展3
画家カリエールをめぐって

この展覧会は終了しました コレクション展
会期

2023年10月28日(土)から
2024年01月21日(日)まで

休館日

月曜日(1月8日、1月9日は開館)

11月13日(月)~11月17日(金)

12月25日(月)~1月3日(水)

時間

午前9時30分~午後5時

*観覧券の販売は閉館30分前まで

会場

新潟市美術館 常設展示室

観覧料

観覧料:一般200円(160円)

大学生・高校生150円(110円)

中学生・小学生100円(70円)

( )内は団体(20名以上)料金

*土・日・祝日は中学生・小学生無料

*当館主催の企画展開催中は、その観覧券でコレクション展もご覧になれます。また、中学生・小学生は企画展と合わせて無料となります。

*障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方及び一部介助者は無料(受付で手帳をご提示ください)。

*団体観覧で解説をご希望の場合は、事前にご連絡ください。

11月3日(金・祝、文化の日)は無料


展覧会概要

家族や友人たちの肖像、家庭内の情景、身近な風景などを、モノクロームの神秘的な表現で描いたフランスの画家ウジェーヌ・カリエール(1849~1906)。しなやかにうねる筆跡を手がかりに、朧気な画面に眼を凝らすうちに立ち現れる細部には、画家の対象へのあたたかな気持ちが溢れています。一方で、親しく交流した彫刻家オーギュスト・ロダンは、一塊の素材から像を彫り出す「丸彫り技法」に例えて、カリエール絵画を讃えました。色彩も説明的な描写も極限まで削ぎ落としながら、画面に確かなボリューム感を浮かび上がらせる表現には、造形的な挑戦も潜んでいるのです。

新潟市美術館は油彩23点、素描5点、版画2点という国内有数のカリエール作品を収蔵しています。コレクション展3では、ロダンの彫刻からベン・ニコルソンの静物画、近藤浩一路の墨画、阿部展也の新聞小説挿画まで、洋の東西や時代を問わず表現やテーマが響き合う所蔵作品と共に、カリエールの絵画をお楽しみいただきます。

出品リストはこちら

 

展覧会構成

第1章 :カリエールの「少女たち」と同時代彫刻など(常設ロビー~小展示室)

自身の娘たちや妻ソフィーをはじめ、カリエールが親しみを込めて描いた女性像10点を展示。併せて、交流の深かったオーギュスト・ロダン(1840~1917年)の《バルザックの頭部》をはじめ、同時代の作家を中心に男性頭部彫刻と対比しながら紹介します。

 

第2章 :カリエールの風景画にちなんで(大展示室)

カリエールの風景画は、【①おぼろげに立ち現われ】【②曲がりくねりながら】【③鑑賞者を画面奥へと誘い】ます。これら3つの特色を備えた所蔵品と、カリエール作品を織り交ぜて展示します。
■主な展示作品:カリエール油彩7点、素描3点、近藤浩一路の《城趾白雨》、川口起美雄《交感》、小笠原則彰《現成すⅡ》など。

 

第3章 :カリエールの室内画と、「卓上のドラマ」(中展示室)

食卓を準備する女性を描いたカリエールの《テーブルのかたわらの婦人》を起点に、食卓とその周囲で展開する「物語(ドラマ)」に注目しながら、所蔵品を紹介します。
■主な展示作品:カリエール3点、倉石隆《(静物あるいは瞬間)》、寺田政明《灯の中の相談》など、物語を想像させる作品。ベン・ニコルソン《1932年(ギターと頭像)》や矢部友衛《瓶と蜜柑》などの多彩な静物画。安宅安五郎の陶磁器素描など。


当館学芸員によるギャラリートーク

11月12日(日)、12月9日(土)、1月13日(土)
午後2時から(30分程度)
申込不要、要当日観覧券

 

 

ふれあい美術館ガイド

美術館ボランティアがコレクション展をご案内します。

11月19日(日)
午前11時から(30分程度)
申込不要、要当日観覧券