コレクション展Ⅱ 「モノクロの世界へようこそ」

この展覧会は終了しました コレクション展
会期

2012年07月13日(金)から
2012年09月30日(日)まで

休館日

月曜日

(ただし、7月16日、8月13日、9月17日は開館)、

7月17日(火)、9月18日(火)

時間

午前9時30分〜午後6時

(観覧券の販売は午後5時30分まで)

観覧料

一般200円(160円)

大学生・高校生150円(110円)

中学生・小学生100円(70円)

  • ()内は団体(20名以上)料金
  • 土・日・祝日は中学生・小学生無料
  • 当館主催の企画展開催中は、その観覧券でコレクション展もご覧なれます。また、中学生・小学生は企画展と合わせて無料となります。
  • 団体観覧で解説をご希望の場合は、事前にご連絡ください

展覧会概要

 「モノ(mono)」いう言葉は、ギリシア語の「モノス(monos)」に由来し、「単一の、ただひとつの」を意味します。美術作品において「モノクロ(モノクローム)」は、単一色を用いて制作された作品を示します。特に白と黒のコントラストのみで表現された作品は、油彩や日本画、書、版画、写真等、多岐にわたって展開されてきました。白い紙に墨で線を引いた水墨画や書、鉛筆で描かれたデッサン、白黒写真等が典型的な例として挙げられます。また油彩や版画では、意図的に色彩を排除し、白と黒のコントラストや濃淡の加減のみで表現されているものも少なくありません。これらは、その抑制された表現手段を、むしろ逆手にとった表現といえるでしょう。現代美術のシーンで活躍している作家たちの中には、多様なメディアや表現手段の中からあえてモノクロームという制約を自らに課している人も多くいます。こうした作品は、私たちが日常的に目にする豊かな色彩に満ちた世界とは異なる、研ぎ澄まされた造形(かたち)の世界を見せてくれます。

 本展は、作家たちがなぜモノクロームによる表現を選択したのか、モノクロームの作品の魅力とはなにかを、新潟市美術館のコレクションから探るものです。また、7月28日より開催の企画展「靉嘔(あいおう) ふたたび虹のかなたに」と合わせて対照的にご覧いただくことで、色彩とは何かを考える機会としていただければ幸いです。

展覧会の出品リストはこちら


関連事業

コレクション展ギャラリートーク(当館学芸員による解説)

7月29日(日)、8月25日(土)、9月22日(土)

  • いずれも午後2時から(直接常設展示室にお越しください)
  • いずれも当日の観覧券が必要となります。

 

ふれあい美術館ガイド(美術館協力会ボランティアによるご案内と解説)

7月15日(日)、8月19日(日)、9月16日(日)

  • いずれも午前11時から(直接エントランスホールにお越しください)
  • いずれも当日の観覧券が必要となります。