阿部展也 ―あくなき越境者
- 会期
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2018年06月23日(土)から
2018年08月26日(日)まで
- 休館日
月曜日、7月17日(火)
*7月16日(月)、8月13日(月)は開館
- 時間
午前9時30分~午後6時(観覧券の販売は午後5時30分まで)
- 会場
新潟市美術館 企画展示室
- 観覧料
一般1000(800)円、大学生・高校生800(600)円
中学生以下無料
※( )内は前売・団体(20名以上)、リピーター割引料金
※前売は一般のみ。
※前売券の販売は6月22日(金)まで販売場所:
新潟市美術館、新潟市新津美術館、新潟県立近代美術館、新潟県立万代島美術館、hickory03travelers、シネ・ウインド、セブン-イレブン(セブンチケット)、インフォメーションセンターえん
展覧会概要
新潟県五泉市出身の、阿部展也(あべ・のぶや、1913~71年、本名:芳文)。1937年、詩人で美術評論家の瀧口修造との共作、詩画集『妖精の距離』で一躍注目され、画家としての本格的なスタートを切りました。また、前衛写真家としても、雑誌『フォトタイムス』を中心に旺盛な発表を行い、戦前期の日本写真史に見過ごすことの出来ない足跡を残しています。
戦時中は陸軍報道部写真班員としてフィリピンに徴用され、記録写真の撮影とともに、陸軍が発行に関わった雑誌『みちしるべ』の表紙絵なども手掛けました。
戦後、画壇に復帰した後は、キュビスムやシュルレアリスム、アンフォルメル、幾何学的抽象へと目まぐるしく画風を変化させました。国際造形芸術連盟の執行委員を務めるなど、文化交流の最前線に立つ機会も多かった彼は、世界の新しい美術潮流にいち早く接し、それらを貪欲に吸収するだけでなく、雑誌への寄稿等を通じて日本へ紹介する役割も担っています。
画家、写真家、評論家、中世墓石彫刻の研究家等々、様々な顔をあわせ持ち、58歳でローマにて客死するまで、世界を所狭しに駆け回った阿部展也。そのグローバルな生き様は、まさに「あくなき越境者」と呼ぶべきものであったといえましょう。
本展は、新潟市美術館が所蔵する阿部作品からの精選を核として、各地のパブリック・コレクションや個人蔵の作品、新出の資料、関連作家の作品も合わせた約550点により展示構成します。
主催:新潟市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
共催:BSN新潟放送、TeNYテレビ新潟
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
助成: 芸術文化振興基金
後援: 五泉市教育委員会
参画: beyond2020プログラム、新潟開港150周年パートナー事業
関連事業
①講演会
「なぜ阿部展也は日本近代美術史上かくも重要な存在なのか」
講師:大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)
日時:7月15日(日) 午後2時〜(90分程度)
新潟市美術館 講堂、申込み不要、先着80名
②美術講座
「日本写真史の一系譜 阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄」
講師:松沢寿重(新潟市美術館主幹/学芸員)
日時:7月21日(土) 午後2時〜(90分程度)
新潟市美術館 講堂、申込み不要、先着80名
③美術講座
「エンコースティックと阿部展也」
講師:上池仁子(新潟市美術館学芸員)
日時:8月18日(土) 午後2時〜(90分程度)
新潟市美術館 講堂、申込み不要、先着80名
④担当学芸員によるギャラリートーク
6月24日(日)、7月8日(日)、29日(日)、8月12日(日)、26日(日)各日とも午後2時~
企画展示室、申込み不要、要・当日の観覧券
⑤ワークショップ「まる、からはじめて」
※受付終了しました
「阿部展也」展とコレクション展Ⅰに展示中の「まる」い作品をヒントに、美術館の大きな窓をマスキングテープや色セロハンで飾ります。完成作は7月8日(日)まで公開予定。
講師:新潟市美術館学芸員
日時:7月1日(日)10時~12時半
会場:展示室、エントランスほか
対象:小学生~大人20名
参加費:無料(高校生以上は「阿部展也」展の当日観覧券が必要)
※大人のみの参加も歓迎します。
※未就学児の参加不可。
※小学校低学年の参加には、要保護者同伴。
【事前申込み制】6月15日(金)必着
往復はがきで①~③をご記入の上、美術館へ申し込みください。はがき一通につき4名まで記入可。応募多数の場合は抽選。
①参加者全員の氏名と年齢
②代表者の電話番号と住所
③「まるワークショップ」
申込み先 〒951−8556 新潟市中央区西大畑町5191−9 新潟市美術館
連絡先 |
新潟市美術館 Tel:025-223-1622 Fax:025-228-3051 |
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