出前美術館 in 新潟中央高校
2012.07.10
去る7月3日(火)に、今年度最初の「出前美術館」を新潟中央高校で行いました。講師は洋画家の猪爪彦一先生。最初に先生にご講演いただき、その後、お持ちいただいた作品10点を鑑賞するという内容でした。
事前に猪爪先生への質問を募り、それにお答えする形でお話しいただきました。参加したのが美術部の生徒さんだったため、「作品の構想やモチーフはどのようにして考え出すのか」や「画材はなにか」といった作品についての具体的な質問から、「作品を作るときに一番大切なことを何か」など、制作に関する質問が多く聞かれました。プロの画家のお話とあって、皆さん、真剣な眼差しで聞いてくださっていました。
講演後の鑑賞会では、作品を前に先生に直接質問できましたが、シャイな生徒さんが多くなかなか話しかけられずにいると、先生の方から話かけてくださるという微笑ましい場面もみられました。
美術館では作品と出会うことはできても、(講演会などを除けば)作家本人にお会いする機会はなかなか無いのが実情です。そのため、「出前美術館」では生徒さんが作家と接することで、芸術創造の魅力を直接感じてもらう絶好の機会となっていると感じています。