新潟市美術館ブログ

美術館で「樹」と出会う

4月から好評開催中の舟越桂展も、終了まで3週間を切りました。
舟越さんの作った彫刻の多くは楠(くすのき)が素材として使われていますが、新潟市美術館・西大畑公園には様々な種類の樹木が植わっているのをご存知ですか?

本日、「樹と出会う―おとなのためのネイチャーゲーム」を実施。19名の参加者の皆様と、講師に新潟市ネイチャーゲームの会の方々をお招きし、木の幹や葉に触ったり、美術館の「山の庭」で好きな景色を探したりしました。
途中、美術館学芸員から当館と西大畑公園の設計者である前川國男のこだわりポイントを解説。自然にあるものの良さを建築にも生かそうとした木目調コンクリートや、オリーブグリーンの打ち込みタイル、公園と美術館の意外なつながりをご紹介しました。

日頃忙しい毎日を過ごしている皆様も、ゆっくりと見て・聞いて、体全体で美術館と西大畑公園の自然を楽しむことができたようです。

ぜひ、これから当館にお越しになる皆様、作品になった樹木の美しさと、自然にある樹木の美しさを、当館の「舟越桂展」と西大畑公園のそれぞれで、味わってみてください。

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