新潟市美術館ブログ

山口晃展の関連イベント「絵解き+サイン会」が行われました!!

7月27日の初日は、「山口晃展 またまた澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ 」の関連イベントとして、

「絵解き+サイン会」が行われました。定員80名のところ、100人を超える多くのお客様にご参加いただきました。市内外からお申込みがあり、幅広い年齢層の方が、楽しまれたようです。

 「絵解き」とは、山口さんが墨を使って、即興で描く絵をつなぎあわせて浮き上がる言葉を、ダイナミックに描き出される言葉を参加者が当てるクイズ形式のイベントです。

 山口さんが上下左右に動きながら、描き出される絵を、参加者は固唾を呑んで見守ります。

 全部でお題は3問。

1問目が一番むずかしく、参加者も「うーん、うーむ」と唸っていました。「ヒントはこの近くで、地名と現象を組み合わせたもの」「~の~」「右から左へ流れています」というヒントが出されたものの、ついに降参。

種明かしをすると、右から「あっと叫ぶ人=あ」「歌舞伎の女形=おやま」「カンバスに向かう山口画伯=絵画(かいが)」「うーむと唸る男性=ん」「猿がつかっている(露天風呂=のゆ)」「お化け屋敷でコンニャクを首筋につけられた時の反応=うひ」=〈青山海岸の夕日〉だそうです。

 続く、2問目は、風呂場らしき場所に裸の男性2人が描かれ、銭湯の暖簾や靴箱が描き足されます。その横に横向きで激しく叱責するおじさんの手元に注目という矢印が描かれると、会場から何人もの手が一斉に上がりました。答えは「番台をバシっとする」=新潟市の観光名所○○○○○○

 山口さんは「ちょっと前は、シャンプーに150円取られたり、風呂場で洗濯する人がいたりして、番台さんが注意していたんですよねー」

 最後の3問目も新潟にちなんだご当地言葉でした。

これらの作品は、8月6日(火)より企画展示室内の前室に展示いたしますので、ぜひ、3問目を当てに会場へ足をお運びください!

 後半のサイン会では、山口さんのお一人おひとりへの丁寧な対応に、みなさんほっこり笑顔で、会場を後にされていました。

山口さん、展覧会の準備からお疲れだったところ、ありがとうございました!!