2018.03
ノートの末尾に―美術館は生きているか?
3月ともなると、さすがに雪も融け、春の日差しが忍び寄ってきます。 この冬、私たちは野口久光という不世出のグラフィック・デザイナーに出会うことができました。戦前から戦後にかけ、洋画配給会社東和に籍を置き、1,000点を超え […]
2017.08
石川直樹《MAREBITO》が誘う「異界への旅」
猛暑の後は雨の多い8月です。西大畑公園の樹々もかすかに色づき、今年の秋の訪れはどうやら早そうです。 「山の日」の前日、8月10日に「石川直樹 この星の光の地図を写す」展が始まりました。石川さんは「水と土の芸術祭」でもおな […]
2017.04
美術館で「明日の新潟」を考える。
今年の春の歩みは随分と遅いようです。4月に入っても寒さが続き、桜の満開も大幅にずれ込みました。 開催中の「広重ビビッド」展。そんな不順な天候のなかでも、大勢のお客様で賑わっています。ビビッドというだけあって、まるで刷り上 […]
2016.12
逝くひとを想う。
年末になるとニュース特番などで、今年亡くなられた功績ある方々を偲ぶコーナーが設けられたりします。美術界でも、重要な仕事をされた作家さん、美術館や評論の分野で活躍をされた方など、訃報を聞くことの多かった一年のように思います […]
「アンパンマン展」、人気です。
「アンパンマンとやなせたかし展」もオープン以来早いもので1か月が経ちました。ご来場いただいたお客様も11月末には2万人を数え、お蔭さまで好評をいただいています。いつもの美術館とはちょっと変わって、就学前の小さいお子さんも […]
2016.08
「徳川名宝展」はリピーター割引で!!
今年の夏はひときわ暑さが厳しいようです。8月も後半になり,夕方には多少涼風が感じられますが、日中の暑さにはさすがに参ります。その暑さにもかかわらず、「徳川名宝展」には大勢のお客様においで頂いています。 この展覧会徳川家康 […]
2016.07
リニューアル1周年には、「あの絵に会いに行く」!!
昨年7月19日にリニューアル・オープンした新潟市美術館、早いものでもう1年になります。明るくなった館内。1階の多目的スペース「ラウンジN」や2階講堂脇の「本のラウンジ」など、それなりにご利用いただいているようです。気軽に […]
2016.05
舟越桂 彫刻と出会うとき
今年度最初の展覧会「舟越桂-私の中のスフィンクス」展、始まってから約1か月が経過しました。 考えてみれば、私が最初に銀座の画廊で舟越さんの作品を見たのが1984年のことですから、かれこれ30年以上前のことになります。当時 […]
2016.03
「アナタにツナガル」展で、空家問題を考える
「アナタにツナガル」展、始まってから3週間。一風変わった展覧会ですが、じわじわ反響がひろがっています。 この間の日曜日には、お母さんの介護をテーマに作品を制作する折元立身さんがトークに登場。お父さんやお母さんのことを愛情 […]
2015.11
今日は、カフェでひと休み。
西大畑公園の木々もすっかり葉を落として、早くも冬のよそおいです。開催中の「川村清雄展」は見ごたえ十分。初代新潟奉行・川村修就(ながたか)を祖父に持つ、江戸っ子画家の「油絵で描く日本画」は不思議満載。迫力満点リアルな滝や存 […]