開館40周年記念 路傍小芸術

企画展
会期

2026年01月24日(土)から
2026年03月22日(日)まで

休館日

月曜日(2/23は開館)

*2月24日(火)~2月26日(木)はコレクション展の展示替えのため、路傍小芸術展のみ開催

時間

午前9時30分~午後5時(観覧券の販売は閉館30分前まで)

会場

新潟市美術館 企画展示室

観覧料

一般800円(600円)
高校・大学生:600円(400円)
中学生以下:無料

*カッコ( )内は;
・20名以上の団体料金、
・リピーター割引料金(本展観覧券の半券提示で本展2回目は団体料金に割引)、
・あっちも割料金(新潟市新津美術館企画展観覧券提示で団体料金に割引、1回1名・1年間有効)
*障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方、並びに一部の介助者の方は無料(受付でご提示下さい)
*会期中は、本展の観覧券で「コレクション展」もご観覧いただけます


展覧会概要

街のあちこちから集める
心に染みる思い出の造形
まじめで、正直な展覧会

無名の人々の手で作り出され、多くの人々に見つめられてきた造形の数々を、街のあちこちから集めます。街と人々、ストリートの歴史と民俗に対して、ミュージアムはどこまで、誠実に・正直に・リアルになれるものか、真心をこめて試みる展覧会です。

◯松田ペットの「例の看板」
ゲストキュレーター:新稲ずな
松田ペット(1973年創業、代表取締役・松田保夫氏)の「例の看板」は、長岡市大島新町の店舗を中心とする半径10キロに多数展開、地元住民の思い出の風景として根付いています。全て看板画家の手描きにより、一枚ずつ微妙に違う「例の看板」の魅力をご覧いただきます。

◯新潟地震と児童版画
1964年6月16日に発生した新潟地震は、新潟市立南万代小学校に通う子供たちの通学路や生活圏にも大きな被害を与えました。6年2組の子供たちが、家屋や橋の倒壊、コンビナート火災などの惨状を描いた木版画が、今も大切に保存されています。その全46点を紹介します。

◯にいがた銭湯展
ゲストキュレーター:お笑いコンビ・ジャックポット 大野まさや+春巻まさし(にいがた銭湯大使)
「銭湯」というかけがえのないコミュニティ空間の歴史と現在を、多様なアイテムで紹介。2023年12月、新潟県民会館展示スペースで開催された『にいがた銭湯展』をベースに展開します。

◯越後川口サービスエリアの手描きポスター
関越自動車道・越後川口SAのインフォメーションに勤務する水落裕子さんが、30年以上にわたって制作し続けてきた手描きポスター。県内各地のイベント情報を、圧倒的な情報量、驚異的な超絶技巧で伝えています。

◯或る三人の画家
教職をなげうち、独自の画境を追求、遂には足元のアスファルト路面を写生するに至った画家・飯田春行(1933~2022)。昭和の初めに東京で日本画を学び、帰郷後は文具店を営みながら、迫力ある達磨像を描いた井上霞舟(1967年没)。そして、中越の思い出の古民家を、突き刺すような描線で描く高橋一平さん(73)。3人の画家の自由で独自な世界を紹介します。

◯思い出のセメント彫刻
1960~70年代、新潟市内の小中学校には多数のセメント彫刻がモニュメントとして建立されました。最も異彩を放つ彫刻家・早川亜美(1912~1980)の作品を中心に、子供たちの思い出に残る像の姿を写真や映像で紹介します。

◯地下駐車場のサンシャイン壁画
西堀地下駐車場(1976年10月オープン)の壁面には、長大なペンキ画が描かれていました。暗い地下空間を彩り続けた、明朗・快活な「地下大壁画」を改めて観察します。

◯ミニコミ誌『車掌』第27号はカルタです
老若男女がそれぞれの暮らしのひとコマを描いた絵日記が、そのまま全部手描きのカルタになりました。特殊すぎるミニコミ誌『車掌』第27号に、多くの人は途方に暮れることでしょう。

追加!昭和50年代金沢〈架空線工房〉の映画ポスター
1970年代半ばの金沢で、「架空線工房」を名乗る青年たち(代表・青海康男氏)が制作した映画ポスターを紹介します。シルクスクリーンによる手刷りのポスターは、その先鋭な上映プログラムとともに当時の熱気を伝え、今の私たちの眼と心にも刺さります。伝説の映画館「駅前シネマ」(金沢市笠市町、2020年閉館)の「駅シネオールナイト」のポスターなど、青海氏自身が保存する作品を中心に約20点、これは珍しい機会です。

追加!◯大衆割烹〈大佐渡たむら〉のお品書き
海鮮・郷土料理「大佐渡たむら」(新潟市中央区・沼垂〔ぬったり〕テラス商店街)は、1967年にオープンした名店です。創業者・先代店主の田村信郎(のぶお)さんは、90歳を超えた今なお厨房に立つ現役。そんな信郎さんが一枚一枚、切り文字で作ったお品書きは、実直で、気取りがなく、お客様の心に届く佳品です。この素晴らしい「書」を約40点、一挙公開します。あわせて、次女・長濵葉子さんが制作した「沼ネコ」もウロチョロします。

追加!◯北越奇談 feat. 北斎
『北越奇談』(ほくえつきだん)は、文化9年(1812)に刊行。越後の珍奇な風物、そして怪異譚などを紹介した不思議な本です。大半の挿画に葛飾北斎、監修・序文等に戯作者・柳亭種彦(りゅうてい・たねひこ)という大家を迎え、華々しく刊行されました。著者は越後の文人・橘崑崙(たちばな・こんろん)。広く知られる鈴木牧之(ぼくし)『北越雪譜』(1837)にも影響を与えたとされますが、「奇談」の方は崑崙の経歴など謎の多い書物なのです。この小さなコーナーでは、江戸時代の越後の驚異に満ちたストリートガイドを紹介します。

チラシPDF(約2.5MB)

展覧会ロゴ(PNG2点のZIP、約180KB)

◯報道関係のみなさま 本展チラシの高精細PDF、チラシ掲載図版のTIF、展覧会ロゴのPNGを一括してご提供します。ダウンロードURLをご案内しますので、メールアドレスをお知らせください。

協力:新潟市立南万代小学校新潟市歴史博物館みなとぴあ新潟県公衆浴場業生活衛生同業組合、新潟市公衆浴場協同組合日本防災士会新潟県支部車掌編集部有限会社ナマラエンターテイメント株式会社ネクスコ東日本エリアサポート株式会社松田ペット


関連イベント

◯講演会「路傍の小石を心に寝かせて」

気鋭の哲学者・文章家が、思想や文学の言葉を通じ、「忘れたころに思い出すこと」の豊かさを語ります。

講師:伊藤潤一郎さん(新潟県立大学国際地域学部講師)
日時:2026年2月1日(日)午後2時~(約90分)
会場:新潟市美術館(2階)講堂
聴講無料・申込不要・先着80名

1989年生、千葉県出身。著書に『「誰でもよいあなた」へ 投壜通信』(講談社、2023年)、『ジャン゠リュック・ナンシーと不定の二人称』(人文書院、2022年)。訳書に、ナンシー『世界の可能性』(共訳、水声社、2025年)、ナンシー『あまりに人間的なウイルス ─ COVID-19の哲学』(勁草書房、2021年)など。現在、集英社新書プラスにて「睡眠を哲学する」をウェブ連載中。

にいがた銭湯展 ギャラリートーク&銭湯寄席

「ギャラリートーク」

ゲストキュレーターのひとり、にいがた銭湯大使を務める大野まさやさんが展示品解説をおこないます。

日時:2026年2月11日(水/祝)・23日(月/祝)・3月7日(土)

①10:30~ ②15:00~ (各回20分程度)

「銭湯寄席」

ゲストキュレーターのひとり、にいがた銭湯大使を務める春巻まさしさん(高座名 㐂八家五円)さんによる出張銭湯寄席を行います。

日時:2026年3月7日(土) ①11:00~ ②15:30~(各回30分程度)

会場:両イベントとも「路傍小芸術」展 にいがた銭湯展セクション内

*観覧には企画展観覧料が必要です。

*スペースに限りがあるため、観覧しにくい場合がございます。あらかじめご了承ください。

◯美術講座

「美術史で歩く新潟」2026年2月15日(日)
「セメント彫刻小史」2026年3月15日(日)

いずれも午後2時~(約90分)、当館講堂にて(聴講無料、申込不要、先着80名)
講師:藤井素彦(新潟市美術館学芸員)

◯小さなお子さんがいる、障がいがあるなど、何らかの理由で来館を迷っている方へ
車椅子やベビーカーの無料貸し出し、授乳室のご案内をしています。そのほかにも、来館の際に心配ごとがあればお問い合わせください。可能な範囲で対応いたします。