12月開催 学芸員による美術講座のご案内

イベント

学芸員による美術講座12月のラインナップをご紹介します。

各講座共通 
時間 14:00~15:30(13:30開場)
開場 新潟市美術館2F講堂
定員 先着80名
聴講無料・事前申込み不要

12月6日(土)
西洋美術にみるシェイクスピアー19世紀英国を中心に
小野百合香 (新津美術館学芸員)

長きに渡り画家たちにインスピレーションを与えた劇作家シェイクスピア(1564~1616)。本講座ではシェイクスピア戯曲を題材にした美術作品を取り上げ、19世紀英国の画家を中心に、その多様で魅力的な表現をご紹介します。

12月13日(土)
新潟を描いた版画家2 織田一磨
滝沢恭司 (新潟市美術館 特任館⾧)

昭和の初め、新潟版画同好会の求めに応じて織田一磨(1882~1956)が新潟を訪れ、市内の風景を版画に表しました。織田は北斎を中心に浮世絵版画を研究しつつ、主に明治から昭和にかけて大きく変わる東京の風景を描き留めた石版画家です。3代目萬代橋の架橋工事が進められるなかまだ使用されている2代目萬代橋や、新潟カトリック教会完成直後の風景などを描いた石版画を含め、織田の主要な仕事を振り返りたいと思います。

12月20日(土)
漫画家・高野文子の活動
大野智世 (新津美術館学芸員)

高野文子が描く漫画は、一般読者のみならず同業者や評論家にも大きな衝撃を与えてきました。高野の作品がどのようなコンテクストのもとに生まれ、語られてきたのか、活動の場の推移からその特徴を探ります。